★剣道段位審査会の実施について

日頃より、当連盟の活動にご協力をいただき有り難うございます。標記の件を下記の通り実施いたしますので会員の皆様にお知らせ戴き、お申込み手続きをお願い致したく、宜しくお願い申し上げます。

1.日時:平成25 年11 月24 日(日)午前8時45分開場・午前9時45分開始

2.受付:※学科解答提出…午前8時50分から午前9時30分までに、2階審査会場入り口前の受付に提出して下さい。

3.会場:区立出雲中学校第二体育館(剣道場) 大田区本羽田3ー4ー15(京急空港線大鳥居駅下車)

4.申込資格(受審資格)

〇初段…満13歳以上(年齢基準は審査日当日)平成25年8月25日以前に1級を取得した者 ※1級手帳を提出の事
〇二段…初段合格後満1年以上経過した者(平成24年11月31日以前に初段取得の者)
〇三段…二段合格後満2年以上経過した者(平成23年11月31日以前に二段取得の者)

5.審査方法 全日本剣道連盟審査規定による

6.審査科目

(1)第1次審査…実 技
(2)第2次審査…第1次審査合格者に対して日本剣道形を行います。

初段は太刀1本目から3本目迄
二段は太刀1本目から5本目迄
三段は太刀1本目から7本目迄

(3)学科審査(別紙参照)

7.合格発表 第2次審査と学科審査終了後、各段位の合格者を発表する。

8.救済措置 実技合格者が、剣道形や学科審査で不合格となった場合、1年以内に1回に限り、不合格となった科目だけを再受審する事が出来る。(当日、当該者に説明する)

9.申込み先 各団体の担当者は10 月24 日(木)迄に、申請書、受審料等をまとめ、下記の各支部事務局へ申し込んで下さい。

○蒲田支部 保国征男 〒144-0032 大田区北糀谷1 - 1 8 - 6/TEL:3741-2001
○大森支部 瀧澤明美 〒143-0011 大田区大森本町1-2-8(東競武道館内) /TEL:3766-9518
○池上支部 大巻 直人 〒144-0051 大田区西蒲田2-4-6-304/TEL:3754-6122
○田園調布支部 川名賢充 〒145-0062 大田区北千束1-8-14/TEL:3718-8030
○中学校関係 猪狩有三 〒144-0044 大田区本羽田3-4-15(出雲中学校内)/TEL:3744-2331

※連盟締切り11月6日(水)以後の取り消しは、返金出来ません。

10.納入金 受審者(18 歳未満、中学生の場合でも)は申込み時に(1)+(2)を納入。
(3)登録料は当日、合格者のみ納入の事。(釣銭のないように用意する事)

但し、25度の大田区剣道連盟年会費6,000円と東京都剣道連盟分担金500円を納入済みの者の(2)の納付は不要です。

* 初段から都剣連分担金の対象となり、全剣連登録料4,500円と都剣連500円の計5,000円となります。(ただし高体連加盟者は全剣連登録料4,500円のみ)

☆ 連盟年会費(2)と都剣連分担金の免除について☆

(イ) 高体連に加盟している者は、個人加盟票の写しを持参した上、受審手数料(1,500円)と(1)欄の金額を納入すれば大田区剣道連盟年会費と都剣連分担金は免除となる。
但し、加盟を証明出来ない者は連盟会費と都剣連分担金を納入する事。

(ロ)東京都の他区の剣連に所属する者が、所属区の剣連会長又は理事長の書面での依頼書を添付して申込みをする場合に限り、大田区剣道連盟年会費と都剣連分担金は免除される。
(前項以外の者は大田区剣道連盟年会費と都剣連分担金を納入する事)

※注意事項※

以下の事項を守って立派な審査会になりますよう、皆様のご協力をお願い致します。

●審査会中の負傷に関しては個々にスポーツ傷害保険に加入するので、大田区剣道連盟は責任を負いません。
●貴重品は各自でしっかりと管理して、盗難などの被害を防止する事。
●忘れ物の問合せは学校にせず、連盟事務局にする事。
●受審者、見学者は上履きを持参し利用の事。
●審査員、役員、係員以外は駐車禁止です。
●学校敷地内は全て禁煙です。
●飲食等のごみは校内に捨てず、全て持ちかえりです。
●審査会場施設以外は立ち入り禁止です。
●館内通路での剣道形等の練習は危険のため禁止です。

◎ その他不明な点等につきましては、下記へお問い合わせ下さい。
大田区剣道連盟事務局…井口 博 方 〒143-0025 大田区南馬込2-28-13
TEL&FAX 3772-0345

剣道段位審査会学科試験問題
及び解答記述様式について

下記の画像をクリックしてください。PDFファイルが開きます。

●報告:東京都青年剣道大会

平成25年東京都青年剣道大会 報告

三森 望美(羽田少年剣道クラブ)

平成25年9月7日(日)午前中、東京武道館において、東京都青年剣道大会が行われました。この大会は、男性の部は5名、女性の部は3名による団体戦で、男女2位までが全国青年大会の出場権を得ることができます。今年は、男性の部先鋒高岡選手(剣心会)、次鋒佐藤選手(新宿)、中堅坂田選手(修剣会)、副将松本選手(矢口)、大将平松選手(小池剣)、女性の部先鋒三森(羽少剣)、中堅村上選手(高砂香料)、大将有川選手(大田区役所)のメンバーで出場しました。昨年は、男性の部は惜しくも3位、女子の部は入賞ならずでしたので、今年こそは絶対にアベックで全国に出場するぞという意気込みで臨みました。
まずは、男性の部から試合がスタート。初戦の相手は、杉並区です。先鋒高岡選手は気迫の込もった声で果敢に攻め、間の取り方が上手な選手から見事2本取り、勝利。続く次鋒佐藤選手は、取り返しに攻めてくる相手に1本先取されるも、ワンチャンスをものにして取り返し、引き分け。リードで迎えた中堅戦。坂田選手は守りに回って萎縮することなく、相手に勝る気勢で試合を運び、1本勝ち。続く副将戦。相手としてはここで取らなければ負けが確定してしまう。松本選手、なんとか引き分けに持ち込み、勝ちを決めたかったが、わずかな隙を捉えられ1本負け。決着は大将戦に。1本負けまでは大田区の勝利で、2本取られたら相手チームの勝利という緊迫した試合となりました。1本先取され苦しい展開となりましたが、平松選手は気持ちを切ることなく戦い、1本負けに抑えます。見事2対2の本数勝ちで2回戦目に駒を進めました。
2回戦目の相手は、北区です。先鋒高岡選手、1回戦目で波に乗ったか、さらに勇ましい気勢で相手を制し、1本勝ち。勢いに乗っていきたい次鋒戦。佐藤選手、技を出すも1本に届かない。一瞬気持ちが切れたところ引き面を取られ、1本負け。振り出しに戻った中堅戦。坂田選手、先に1本取られるも、持ち前の勝負強さで2本返し、勝利。リードで迎えた副将戦。松本選手、1本取ってチームの勝利を確定したかったが、もう少しのところで届かない。反対に相手が意地を出して1本取り、再び試合は振り出しに戻る。迎えた大将戦。両者気合いの込もった試合を展開する。先取したのは北区。平松選手、初戦同様苦しい戦いとなるが、勝ちへの執念で1本を返す。次に1本取ったチームが勝つということで、会場は緊迫した雰囲気に。最後は手元が上がったところに小手を打たれて敗れ、二回戦敗退となりました。
この大会を迎えるまで、同じ目標を持って一緒に頑張ってきた男性陣の敗退は、女性陣にとっても、とても悔しいものでした。しかし、その分何が何でも優勝して全国に行くんだと気持ちを切り替え、私たちは試合に臨みました。女性の部、初戦の相手は武蔵野市。先鋒三森、先を取ることに徹する。攻め入り、相手の手元を上げたところを小手を取る。もう1本取りたいところだったが、惜しい技を1本に決めきることができず1本勝ち。勢いに乗りたい中堅戦。村上選手、剣先の振りの速さが光り、終始攻め続けるも、相手の守りをあと一歩で崩せず引き分け。リードで迎えた大将戦。相手は珍しい片手上段の選手だ。有川選手、初めての片手上段の相手にもひるむことなく、厳しく試合を展開する。延長を含め5分間集中力を切らさず守りきり、1対0で2回戦進出を決めました。
2回戦目の相手は、文京区。先鋒三森、相手を面に誘って返し胴で1本先取。2本目は相手を利用しながら試合を進める。1本勝ち。続く中堅戦、勢いに乗り、取りに来る相手を寄せ付けない試合運び。相手が小手を打ち切ったところに引き面を決め、1本勝ち。勝利が決まって迎えた大将戦。今度の相手は上段の選手だ。有川選手、足を使って攻め、つばぜり合いからの離れ際に引き面を決める。1本勝ち。3対0で3回戦へ駒を進めました。
3回戦目の相手は、青梅市。このチームは2人で三回戦まで勝ち上がってきた実力の持ち主です。二回戦目では、青梅市の大将が逆転勝利へ導いていたため、自分が確実に勝たなければと臨んだ先鋒戦。激しい攻め合いの中、相手が間を切ろうと下がったところをつめての相面で1本先取。続いてがむしゃらに取りにくる相手を胴に抜き、2本勝ち。中堅戦は不戦勝で、大田区チームの勝ちが決まった。大将戦、有川選手は素晴らしい気迫で攻め続け、面と小手を取り2本勝ち。いよいよ全国出場を決める準決勝の戦いとなりました。
準決勝の相手は、葛飾区。相手メンバーを考えると、自分のところで取らなければならないことを監督と確認し、試合に臨んだ先鋒戦。先を取って攻め、相手が小手に逃げたところを相小手面で1本先取。2本目は、相手が面を打ってきたところをさばき、振り返り際に引き胴を決め、2本勝ち。大きく勝利に近づいて迎えた中堅戦。村上選手、打ち合いの中で相手に面1本先取されるも全く動じず、すぐに面を返す。お互いに引かないまま延長戦に。相手としてはここで取りたいところ。延長1分を回った頃、打ち合いの中でふと手元が上がったところを小手を打たれ、惜しくも負ける。1対1の本数1本リードで迎えた大将戦。相手の実力も考えると、先を取って厳しく攻めながら、ワンチャンスを狙いたいところ。有川選手、気合いを入れ直し、集中して試合を運ぶ。相手選手の素早い攻めの嵐に押され気味になるが、厳しく守り、試合は1分経過。1分を過ぎた頃、有川選手がつばぜり合いから間を切って下がる。互いに攻め直したところを相手が素早く攻め入り、有川選手が小手を打ったところを相手の抜き面が捉える。何としても返さなければならない展開となり、有川選手は必死に打ち込むが、相手の攻めが厳しく1本取ることができない。最後は試合終了の笛が会場に響き、無念の3位となりました。
今大会で優勝し、全国大会に出場することを今年の1番の目標としていたため、悔しくてなりません。それは、チームの仲間も一緒です。しかし、冷静に試合を振り返ると、チームワークでは1位でも、勝負の厳しさではまだまだ足りなかったのだと思います。1本を取る力、1本を守り抜く力、守る相手を崩す力、がむしゃらに攻めてくる相手を制す力など、様々な勝負強さを培っていかなければなりません。もう次の勝負は始まっています。今回の試合で気持ちを切ることなく、この悔しさを胸に刻み、来年に向けてさらに精進していきます。
最後になりましたが、この大会を迎えるまでにたくさんの稽古をつけてくださった先生方、いつも温かく、明確なアドバイスをくださり私たちを支えてくださった鎌田監督、私たちのために数多くの練習試合を設けてくださり、身を削って若手を鍛えてくださった荻津監督には、本当に感謝しています。約束を果たすことができず、申し訳ない気持ちでいっぱいですが、どうか引き続きご指導よろしくお願いいたします。1年後、最高の仲間たちと最高の結果を残すことを誓い、報告とさせていただきます。応援してくださった皆様、本当にありがとうございました。

●報告:平成25年度都民生涯スポーツ大会優勝

キヤノン剣道部 醍醐和絵

9月8日午後2時半から平成25年度都民生涯スポーツ大会が開催されました。
今年の大田区はメンバーを総入れ替えし、先鋒・醍醐(キヤノン)、中堅・荻津(東競)、大将・飯田(東競)で臨みました。(敬称略)
この大会ではこれまでも先輩方が素晴らしい結果を残されており、また、今回のメンバーも優勝できるとの期待が大きかったので、是非とも優勝したいと思って試合に臨みました。
本大会には剣道を楽しむという目的があることから、最初に予選リーグ戦で各チーム最低2試合をし、その後、各リーグの1位が決勝トーナメントに進出する形式になっています。36チームが参加し優勝までは6試合の道のりです。
予選リーグは葛飾区・町田市との対戦でした。開始直後は動きが硬く緊張した試合展開でしたが、一本を取ってからは普段通りに動くことができ無難に予選リーグを勝ち上がりました。
決勝トーナメントでは準々決勝、準決勝で多少ドタバタしてしまいましたが、大将が毎試合きっちりとまとめ決勝戦まで辿り着きました。
そして決勝戦は昨年同様日野市との対戦になりました。日野市は昨年の優勝メンバーでの出場で皆さん大変な実力の持ち主です。
試合開始前に飯田大将から「胸を借りるつもりで思い切り行こう。そして気合負けだけはしないように気を付けて!」とアドバイスをいただきました。
先鋒の私は「始め」の会図で立ち上がると同時にこの日一番の声で気勢を発して相手に臨みました。そして臆することなく全力で技を出しましたが、相手の実力が上回り二本負けを喫してしまいました。
中堅の荻津さんの相手も東京を代表する実力者であるため簡単に勝てるはずはなく、先鋒の二本負けでチームは苦しい状況のなかでしたが荻津さんは相手をじっくり攻めて機会を狙い、試合中盤で値千金の見事な面を決め、一本勝ちを収めました。
そしてまだ日野が有利な状況で大将戦に回りました。
飯田さんの実力からすれば間違いなく勝てると皆信じていましたが相手も必死です。何度も素晴らしい技が繰り出されましたが旗が上がらず多少苦しい展開ではありました。中盤で飯田さんの出小手に旗が上がり一本を取るとその後は盤石な試合運びで小手を取り、見事二本勝ちを収めました。
こうして私たちは2-1で日野市に勝利し優勝することができました。
監督の鎌田先生は、予定通りの優勝だと仰ってましたが、振り返るとその通りの内容でした。
私は準決勝、決勝で負けたため後のお二人に負担をかけてしまいましたが、「相手を恐れず思い切った試合運びをしたから後ろに繋がった、団体戦だから良いんだよ」と声をかけていただき、大変感激しました。
そしてお二人とチームを組んで大会に出場できたことを改めて嬉しく感じました。
鎌田先生、荻津さん、飯田さん、本当にありがとうございました。
また、当日は青年大会終了後も残って応援してくださった荻津太先生、若手の仲間の声援には大変励まされました。ありがとうございました。
来年は青年大会男女と合わせて大田区完全優勝を目指して頑張りましょう。