★広報:平成26年10月号

平成26年8・9月の主な行事結果報告
平成26年10月・11月の稽古会日程ほか
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●報告:巣鴨学園少年剣道大会

第47回巣鴨学園少年剣道大会

矢口剣志会  時任 義幸

平成26年9月7日(日)、巣鴨学園において標記の大会が開催されました。本大会は、小中学生東京都各市区町村代表及び関東近県を代表する道場の間で行われるトーナメント方式の個人戦、団体戦の大会です。大会当日は、大田区代表の一般女子及び男子においても都大会があり完全制覇と意気込んで臨みましたが結果は以下のとおりです。

1 選手

2 試合結果

3 観戦記
小学生個人、落合選手は1回戦、対戦相手は女子選手ながらも東京都小学生女子3位の選手でタイミングが合わないながらも延長戦、我慢強く相手の引いたところを面で勝利したものの2回戦では序盤に面を決められ、その後、勝負させてもらえず1本負け。
中学生個人、岡田選手は小手、2本当たっているものの先を取られ重心が後側となり、1本とならず面を決められ1本負け。
小学生団体、先鋒豊島選手は柔軟な竹刀さばきで引き小手で1本勝ち、次鋒江花選手は鮮やかな引き面を先取したものの長身の相手に面で勝負して合面2本取られ逆転負け、次鋒の役割を理解しておらず指導者として反省を深く感じました。中堅鈴木選手は女子選手らしく基本に忠実に上下の技を使いわけ、引き分け、副将笠原選手は先をかけてくる相手に対し応じ技で対応しようとするものの2本負け、大将落合選手は2本勝ちで代表戦という不利な状況の中、勝負に出るものの2本負け。
中学生団体、先鋒落合選手は豊富な稽古量、勝ちに対する強い執念が感じられ、先鋒としての役割を果たしました。次鋒井出選手は試合の流れを理解し無駄に勝負せず手堅い勝負に心掛けていました。中堅河原選手も前の流れを断ち切ることなく有利な立場を利用し終始相手を下がらせる安定した戦いぶりでした。副将宮澤選手は1、2回戦ともに後がない相手に対し我慢強く戦っていました。大将岡田選手も果敢に攻めてくる相手に対し劣らぬ気迫で対応していました。

反省点として、今大会のレベルを考えると勝負の分かれ目は、技が単発とならず、縁を切らない剣道、離れ際、打突後にいかに技を出せるかということを深く感じました。

最後に、代役とは言え、学童期より大田区で剣道を行ってきた私としては、後輩達の監督をできたことはかけがえのない経験となりました。このような機会を与えてくださいました先生方に深くお礼申しあげます。また東競武道館を中心とした選手父母の方々のおかげにより円滑に試合に望めました。合わせてお礼申し上げます。ありがとうございました。

●報告:池上支部級審査会

平成26年池上支部級審査会

池上少年剣友会  宮澤 秀幸

9月14日(日)午前10時から、大田区立大森第4中学校において、池上支部級審査会(2級~6級)が実施されました。当日は晴天で蒸し暑い1日でしたが、体育館の中はさらに少年少女剣士の熱気で溢れておりました。
鎌田池上支部長の挨拶で審査会を開始しました。鎌田支部長からは大きな声を出して、元気よく日頃の稽古の成果を発揮して下さいとのお話がありました。

6級から審査が始まりましたが、5級、4級、3級、2級と級位が上がるにしたがって、立会いの内容も素晴らしくなってきており、稽古を積み重ねた成果が表れている事を強く実感しました。立合いの所作については、普段の稽古であまり実施していないためか、戸惑う剣士も何人か見受けられました。支部大会や大田区剣道大会等の試合に参加する剣士も大勢居ると思いますので、立会いの所作についても、各剣友会での普段の稽古の中でご指導して頂ければと思います。
3級、2級審査では、木刀による剣道基本技稽古法がありました。この審査は、全員素晴らしい出来栄えで、普段から熱心に稽古されていると感じました。今回の審査では、残念ながら全員合格とはなりませんでしたが、受審された方はそれぞれに自分の力を発揮できたのではないでしょうか。

最後に審査委員長の上野先生から講評がありました。上野先生からは、木刀による剣道基本技稽古法の出来が素晴らしいとお褒めの言葉を頂きました。又、このような審査会では、普段の実力以上のものは出ないので、普段からしっかりと稽古をする事が大切ですとの言葉を頂きました。今回、目出度く合格された方も、残念ながら不合格となった方も、本日の結果を受け止めて、今後の稽古に生かして下さいとの事でした。
付き添いの保護者・指導者の皆様、審査員および係の先生方、大変お疲れ様でした。今後も引き続き、子供たちが立派な剣士になれるよう御指導の程よろしくお願い致します。