★広報:平成26年12月号
平成26年11月の主な行事結果報告
平成26年12月・平成27年1月の稽古会日程ほか
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大田区剣道連盟公式サイト
平成26年11月の主な行事結果報告
平成26年12月・平成27年1月の稽古会日程ほか
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大田区剣道連盟副会長 大久保康一
平成26年度城南4区親善剣道大会が、目黒区の担当で11月16日(日)八雲体育館で行われました。ちょうど1週間前に全国青年部大会で女子が準優勝といううれしい報告を受けた後でもあり、監督をはじめ選手の方も大いに闘志を奮い立たせたことと思います。
第1戦は、目黒区でした。選手達は、緊張に加え初戦という事もあり、動きがにぶいなか、十二将野崎の出小手と出頭面そして、十一将杉浦の相手を崩してからの引き面と引き小手が見事に決まり、大田強しの感を抱かせました。その後、6人が引き分け、四将が一本負けをした頃より、試合の流れが目黒に傾きかけたところ、三将鎌田が面・小手で2本勝ちをおさめ、流れを一気に大田に引き寄せその後、大将入来院が面で1本勝となり、4勝2敗で勝利致しました。この試合中、私の隣にいた8段の審判長が、ぶつかってから鍔迫り合いに入った直後のある動きを見ながら「親善試合なのに、剣道は相撲じゃないんだぞ!!」という囁きが気になりました。第2戦は、品川区でした。第1戦で品川が港に勝っていたので(港は実業団の選手が少なく番狂わせか?)優勝決定を左右する対戦となりました。2回戦ともなると、緊張も取れ、動きが良くなってまいりました。(相手も同様ですが)先鋒中村は初戦とうって変わり動きも良くなり、面で1本勝ち十二将が1本負け後、引き分けが4人続き、七将が胴の1本負けで、大田1勝2敗で流れは品川に、しかし六将荻津太が見事な出小手と出頭面で2本勝(この2本勝が最後に勝敗の要となります)2勝2敗の五分となりました。五将1本負、四将1本勝、三将1本負、副将引き分けで大田3勝4敗で、この勝負大将入来院選手の出来次第となりました。入来院選手は、大きなストレスにも負けず、見事な出頭面(例の打ち間からの色のない真っ直ぐな面ですよ!!私も他の方々も幾度となく打たれているでしょ!!)が決まり、1本勝ちし、大田4勝4敗で取得本数大田5本、品川4本なので品川にかろうじて勝利する事が出来ました。大将戦の前、入来院選手が目を閉じて正座し、気を下に静かに闘志を内に秘めている姿が印象的でした。
第3戦は、港区でした。この時点で、大田は2勝しており、今回は実業団の選手が少ない港に大きく負け越さない限り、2連覇出来る状態でした。次鋒が1本負けをしましたが、十将の荻津(麦子)、九将の伊藤が勝利しました。八将は、調子の出ない堀内に変わり五十嵐が出場、これが見事に的中し面で1本勝となり3勝となりました。その後は、三将の鎌田、副将の上野が1本勝ちで5勝3敗と勝利、完全優勝での2連覇達成となりました。
本大会の全体的な印象としては、引き分けが目黒で8、品川で6、港で6と30歳代40歳代の選手に多かったように思えます。団体戦ですので、引き分けは勝ちと同じです。同じレベルの相手に勝つ事は困難な事ですが、出来れば勝利したいところです。このように考えていたところ、豊村先生の指導を思い出しました。それは、秋の大田区剣道大会の豊村審判長の講評のなかでのお話でした。全日本剣道選手権大会で優勝した、筑波大学の竹ノ内佑也選手の剣道を間近に見て、中心を攻め、守りから打ち間に入る事が無い事、間を取るために退がっても必ず攻め返し、相手が不用意に出たところを出頭でとらえる事、そして相手が技を出した時には必ず応じ技で反応する事等、竹ノ内選手の剣風を高く評価され、最近稀に見る逸材であると話されました。そして若い人たちは、竹ノ内選手の剣道を大いに参考にすべきと指導されました。You Tube等の動画を見て、イメージトレーニングされるのもよいではないでしょうか。
最後に大田区の審判団、中村、三田、島村の各先生方、そして選手の方々、誠にご苦労様でした。また、応援に来ていただいた荒川副会長、その他の大田区の先生方ありがとうございました。
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大田区役所剣道部 有川 薫
平成26年11月8日(土)、9日(日)、東京武道館において第63回全国青年剣道大会が開催されました。去る9月7日(日)に開催された東京都青年剣道大会での上位2チームが東京都代表として参加することができる大会で、今回、大田区は女子の部東京都第一代表として出場してまいりました。
監督及び選手は以下のとおりです。
監督:鎌田幹雄先生
選手:
【団体戦】先鋒 三森望美(羽少剣)、中堅 有川薫(大田区役所)、大将 綱島沙織(高砂香料)、補欠 田村祥子(仲六)
【個人戦】団体戦登録選手4名に加え、小田明子(高砂香料)
この大会は、35歳以下の選手に出場資格があり、試合時間(女子の部)は、3分、勝負が決まらない場合は2分の延長、延長後なお勝負が決まらない場合は団体戦の場合は引き分け、個人戦の場合は判定という試合規則です。
8日(土)は団体戦が行われました。初戦の対戦相手は愛知県第二代表(蒲郡市)でした。先鋒と中堅がそれぞれ延長戦の末に一本勝ち、大将も落ち着いた試合運びで引き分け、
2対0で勝利しました。
準決勝は、福岡県第二代表(みやま市)との対戦となりました。先鋒戦、三森選手は相手選手に攻めさせず積極的に技をかけますが、3分で決着がつかず延長戦へ。延長戦も相手選手に主導権を渡すことなく終始三森選手のペースでしたが、あと一歩のところで技が決まらず引き分け。中堅戦、開始から3分間攻めあぐねますが、延長に入りつばぜり合いからの離れ際、相手選手の手元の上がったところで引き胴を決め一本勝ち。一本を争う拮抗した試合展開で迎えた大将戦、相手選手は攻めも竹刀の振りも速く強い選手でしたが、綱島選手も攻めをかわして応じ技や引き技を繰り出したり、技の切れたところで技を出したりと、お互いに主導権を譲らない攻防を続け、延長戦に突入しました。延長戦に入ると、相手選手は“ここで一本決めなければ敗退”という状況の中、より一層の厳しい攻めと手数で試合を展開し、延長1分が経過するかというとき、綱島選手が相手の引き面に下がったところを突き、体制の崩れたところで面を決め一本にしました。勝者数、取得本数ともに同数、勝負は代表戦に持ち越されました。大田区は三森選手、相手チームは大将の選手が代表選手となりました。試合はお互いに一歩も譲らず攻め合いになりますが、三森選手は落ち着いた試合運びで相手が動けないところに見事な飛び込み面を決め、勝利しました。
そして迎えた決勝戦、相手は熊本県(全日本武道具)でした。先鋒戦、三森選手は惜しい技を何本も繰り出し、一本か、と応援も盛り上がるなか、あっという間に3分が過ぎ延長戦に入りました。延長戦も三森選手のペースで試合が進みましたが、相手選手も堅い守りで一本を決めさせず、惜しいところで引き分けとなりました。中堅戦、お互いに一本ほしいところで攻め合いになり、小手返し面など惜しいところもありましたが刃筋が立たずに決めきれず、そのまま5分が経過し引き分け。またも大将戦に勝負がゆだねられる展開となりました。大将戦、相手選手は一本を決めるために開始直後から速い展開で次々に技を出し、綱島選手もそれに対応して技を決めさせず、延長戦になりました。しかし、延長戦も半分が過ぎたかというところで、相手選手がつばぜり合いから体制を崩させ、引き面を決めて勝負が決しました。決勝戦は0対1で熊本県に敗れ、大田区は準優勝という結果になりました。
9日(日)は個人戦が行われ、団体戦登録選手4名に小田選手を加えて5名で出場しました。田村選手は、一回戦福岡県第二代表(みやま市)の選手を相手に終始攻め続け、延長の末、判定3対0で快勝すると、二回戦愛知県第一代表(オール大同剣道部)大将の選手にも果敢に攻め、惜しい打ちを何本も繰り出しました。延長でも勝負が決まらず、判定で惜しくも1対2で敗れてしまいましたが、どちらが勝つか最後までわからない拮抗した試合でした。小田選手は一回戦、前日の優勝チーム熊本県代表(全日本武道具)大将の選手を相手に、相手の技の尽きたところなど的確なタイミングでの打ちや、攻め合いの中から前に出る技を積極的にかけましたが、惜しくも敗れてしまいました。また、三森選手は福岡県第二代表(みやま市)の選手に、綱島選手、有川はそれぞれ福岡県第一代表(八女市)の選手に一回戦で敗れ、各自課題の残る試合となりました。
昨年度、あと一本のところでこの全国大会に出場することが断たれてから一年間、悔しい思いを胸に、励まし高め合いながら稽古を重ね、厳しい東京都予選をともに戦い抜き、強い信頼関係で臨んだ今大会をとおして築くことのできたチームメイトとの絆は、何にも代えがたい財産となりました。
最後になりましたが、いつも私たち選手を信じて試合に送り出してくださり、的確なアドバイスで私たちを導いてくださった鎌田監督、お忙しいなか数々の練習試合や稽古会を組んでくださり、私たちに試合で戦うための力をつけさせてくださった荻津監督、日ごろからたくさんの稽古をつけてくださり、いつも応援してくださいました大田区剣道連盟の先生方、先輩方、同じ目標に向かって一緒に取り組み、東京都青年大会の後も今大会まで励まし応援してくださった男子代表選手の皆さま、本当にありがとうございました。先生方、先輩方のご指導なしには全国大会に出場することはできませんでした。この場をお借りして御礼申し上げます。今回、あと一歩のところで届かなかった全国優勝を新たな目標とし、今後、チームワークにさらに磨きをかけるとともに各自のステップアップのため一層稽古に励んでいきたいと思います。先生方、先輩方、今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。
長くなりましたが、以上をもちまして報告に代えさせていただきます。
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