■報告:城南四区親善剣道大会
大田区剣道連盟 副会長
監督:湯川岩雄
11月20日(日)城南四区親善剣道大会が都立大森高校で開催され見事大田区が全勝で優勝を果たした。今年は地元開催地での大会、そして連盟創立60周年ということもあり、なんとしても優勝を奪回するとの強い気持ちで大会に臨んだのが功を奏したようだ。
昨年は取得本数の差で品川区に敗れて優勝を逃してしまった苦い経験から、試合前に選手全員を集め『1本の大切さ』を自覚して『諦めずに最後まで戦う』ということを伝えた。1回戦は目黒区と対戦、先鋒から五将までの10人の対戦で5勝1敗4分けと順調に勝ち進み、四将の遠藤選手が1本勝ちで、残り3試合を残して勝敗を決めて7勝1敗6分けの大差で勝利した。2回戦は昨年優勝の品川区と対戦、終盤までもつれたが副将の大岡選手が引き分けて勝敗を決め6勝4敗4分けで辛うじて接戦をものにした。最終戦はそれまで全勝の港区との全勝同士の戦いになった。港区は実業団で活躍の若手の選手を揃えて大会に臨んで来た為、我が大田区は善戦をしているものの六将まで1勝3敗5分けと苦戦を強いられていた。そこで嫌な流れを絶つために五将を瀧澤選手に変えたのが功を奏し、初太刀で胴を決めるとその後に相手がアキレス腱を切断するというアクシデントもあり、2本勝ちを収めたことで流れが変わった。四将は引き分けたが三将の鎌田選手、副将の大岡選手、そして大将の入来院選手が連取して5勝3敗6分けと見事、逆転勝利で3年ぶりの優勝に輝いた。
今回優勝できたのは補欠の選手を含め全員が目的意識を持って勝負に臨んでくれたことが非常に大きかった。当初予定していた選手のエントリー直前での変更や、試合中に足を痛めて途中から試合に出場できない選手が出る等、非常に厳しい状況での戦いとなり、チームがベストの状態で無かっただけに今回の優勝は価値のあるものだった。
ここ2,3年は四区とも実力が伯仲してきており、昨年優勝の品川区が最下位になるなど、ちょっとした気の緩みやチームワークの乱れで試合の流れが変ってくるので、次の大会もそのことを忘れずに気を引き締め、チーム一丸となって優勝を狙っていきたいと思います。
選手の皆さんご苦労様でした。
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