第66回大田区民スポーツ大会秋季剣道大会観戦記

競技委員長・副理事長 島村照男

秋季剣道大会団体戦が11月10日(日)大森スポーツセンターにて参加171チーム
で635名の選手により白熱した熱戦が繰り広げられた。
主催者挨拶の後、連盟会長挨拶で東京都青年大会女子の部、第3位入賞、東西対抗剣道大会の豊村先生の勝利、シニア大会の入賞、城南四区親善大会の優勝の報告と都民生涯大会優勝の表彰が行われた。
打太刀 堀内 直・仕太刀 小田泰之、両六段による日本剣道形演武の後、小・中学生より試合が開始された。

小学生3・4の部は東競武道館Aが矢口剣志会Aを破って連覇を達成。
第3位には池上警察AとBが入賞した。上位に残ったチームは技・スピード共に優れていて平素からの十分な稽古量が窺えた。

小学生5・6年の部は東競武道館A・B・Cが上位を独占。
決勝戦ではBチームがAチームを破り、昨年の雪辱を果たし優勝。第3位には矢口剣志会Aが入賞した。高学年は見ている者を唸らせるような高度な技の応酬で見応えのある試合が随所で展開された。

中学男子の部は昨年第3位の東競武道館Aが小池剣Aを破って優勝。
第3位に蒲田中Aと昨年優勝の池上警察Aを破った雪谷少剣が入賞した。

中学女子の部は東競武道館と蒲田警察との決勝戦で見事、東競武道館が3連覇達成。
第3位には南蒲剣と新宿小剣が健闘し入賞した。

一般女子の部は初出場の高砂・羽少の合同チームと昨年優勝のキヤノンを破った日体荏原高Aの決勝戦。
白熱した試合の末、代表戦。高砂・羽少が代表戦を制し優勝。惜しくも日体荏原高A
は準優勝となった。第3位に馬青剣と小池剣が入賞した。

一般男子の部は勢いのある高砂香料と3連覇を目指して大会に臨んだ日体荏原高を
大将戦で破った修剣会Aの決勝戦。
高砂香料の次鋒・高橋、中堅・星野、副将・佐藤の活躍で初優勝。善戦したが修剣会Aは及ばず準優勝。第3位は地力がある羽友会と日体荏原高Aが入賞した。

大会の結果に一喜一憂することなく更に精進していってもらいたいと思います。
大会審判、役員、そして各試合場の係をお手伝いいただきました各剣友会の皆様のご尽力のおかけで無事終了できました事を感謝申し上げます。ありがとうございました。

●報告:城南四区親善剣道大会

矢口剣志会 鎌田 幹雄

平成25年11月4日城南四区親善剣道大会が品川区総合スポーツセンターで行われました。
昨年、本数では一番多かったものの三位となる不本意な結果であったため、役員選手一同優勝奪回に向け、湯川監督より「戦っている選手と同じ気持ちを持って全員で応援し、特に負けてしまった選手は応援で取り返してほしい」との激励の言葉がありました。
監督は湯川岩雄(副会長) 先鋒から醍醐和絵(キヤノン)野崎泰孝(羽友会)杉浦佳夫(高砂香料)伊藤伸(花栗)荻津麦子(東競)堀内直(南蒲)飯田通子(東競)荻津太(東競)久米章仁(キヤノン)岡本徹(鵜の木)遠藤正人(東競)鎌田幹雄(矢口)→大巻直人(池少)上野秀樹(南蒲)そして大将は大岡澄夫(大森) 補欠:ヤンセンボリス(東競)五十嵐清裕(小池)入来院哲夫(修剣会)のベスト
メンバーで臨みました。

第一試合 港区  三勝三敗 大将戦にもつれ込んだが見事、勝利
第二試合 目黒区 七勝二敗 先鋒からの流れに乗り勝利
そして 第三試合 品川区 十勝四敗 前半の頑張りを全員で繋ぎ勝利

大田区は3勝で見事、優勝を奪回しました。
試合前の湯川監督の指示もあり選手全員が実力を発揮したことはもちろんのこと控え選手、応援の方々の気持ちが一つになった文字通り「チームワークの勝利」と言えます。
表彰、次回開催目黒区剣道連盟会長挨拶の後、合同稽古会にも熱が入り終了しました。
場所をかえた祝勝会ではもちろん盛り上がり来年以降の連覇を誓い合い解散しました。
審判をしていただいた中村槐二先生、島村照男先生、三田光顯先生、お疲れ様でした。
そして運営に携わる開催剣連の方々、役員の方々にお礼を申し上げます。

●報告:大田区若手稽古会

大田区選手選考委員 鎌田幹雄

平成25年11月24日出雲中学校にて若手稽古会が行われました。
昨年より対外試合での選手選考及びこれからの大田区剣道連盟の発展を担っていく人材育成を目的に大田区選手選考委員の理事を中心に出稽古、稽古会を行っています。
今回は三段までの審査終了後に出雲中学校の猪狩先生のご協力をいただき行いました。
支部の枠を超え約40名の参加で、みんなのやる気と関心の高さがうかがえました。
12月8日の東京都剣道形大会に出場する醍醐、増田の形を披露した後、四段から七段
までの受審者による立会(その中から見事六段2名,七段1名合格しました)を行い、準備体操、素振りの後荻津先生の指導で2名一組になり1拍子による面の竹刀打ち、面を付けての基本打ち、道場を縦に使っての各種追込みと厳しく楽しい打ち込みをした後、4か所に分けての1本勝負試合稽古を行いました。相手の打ちを受けた後、居ついたところなど今まで逃していたところを確実に打てるようになった選手も数名おり全体のレベルアップを感じました。
最後に、若手のために来て下さった湯川副会長、島村、入来院副理事長、三田先生、上野先生他六、七段を元立ちに稽古を行い解散しました。
2月に行われる東京都剣道選手権をはじめとする各種大会に来年は好成績を修められることを期待いたします。

若手稽古会の参加は自己申告ですので何歳でも若手の自覚がある方、大田区代表で試合に出たいという方はどんどん参加ください。
メールにていろいろ連絡をしていますので連絡の欲しい方は鎌田まで問い合わせください。