★広報:平成28年1月号

平成28年1・2月の主な行事予定
平成28年1・2月の稽古会日程ほか
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●報告:四支部親善剣道大会及び懇親会

理事長 島村 照男

平成27年度、年末恒例の四支部親善剣道大会が12月6日(日)午後から雪谷中学校体育館にて開催されました。中村会長の挨拶の後、各支部選抜の14名の選手が優勝を目指して対戦しました。くじ引きの結果、第一試合は池上支部と田園調布支部で第二試合は大森支部と蒲田支部の対戦に決定しました。

第一試合は田園調布支部が先鋒・川名と次鋒・尾花で先制すると池上支部が十二将・天内と十三将・渕で取り返し、六将戦を終えたところまでまったくの互角の4対4、そして六将戦から副将戦まで池上支部が四連勝して勝負ありで、池上支部が決勝戦に進みました。
第二試合は蒲田支部が先鋒・三森と次鋒・佐野で先制するも四将戦を終えたところまで互角の4対4で勝負のゆくえは三将戦からに委ねられました。大森支部・三将江川が勝利、蒲田支部・副将小田が勝利して勝負のゆくえは大将戦に持ち込まれた。蒲田支部・関根が勝つか引き分け(本数勝ち)でチームの勝利でしたが大森支部・井口が逆転勝利し、大森支部が決勝戦に進みました。

三位決定戦は田園調布支部対蒲田支部との争いで、先鋒・次鋒と田園調布支部が先制するも三将戦まで互角の5対5で副将・大将戦で決着することになりました。田園調布支部・白川が試合巧者小田に勝ち、大将・早野も蒲田支部・関根から面二本で勝利し三位になりました。

決勝戦は池上支部と大森支部の対戦で五将戦まで4対4の互角でしたが、池上支部・四将の上段平井が試合巧者の橘本から見事な小手二本で勝ち、三将の大巻も今大会好調の江川を下し、副将岡本か引き分けて大将戦をまたずに優勝を決めました。

各支部とも優秀な選手が揃い、接戦で最後まで気の抜けない試合が多く素晴らしい大会でした。
優勝・池上支部 第二位・大森支部 第三位・田園調布支部 第四位・蒲田支部
優勝した池上支部の選手の皆様おめでとうございました。

その後、会場を池上会館に移して懇親会が行われました。
入来院副理事長の司会進行により湯川副会長の開会の辞、理事長挨拶、荒川副会長の乾杯の音頭で始まりました。暫しの歓談の後、途中から荻津先生の司会による恒例の表彰と若手稽古会の有志による余興等で大いに盛り上がり、和気藹藹の時間を過ごし最後は大岡副理事長の閉会の辞と万歳三唱で終了しました。

●報告:第68回大田区スポーツ大会秋季剣道大会

副理事長 大岡 澄夫

平成27年11月8日(日)、標記大会が大田区総合体育館において盛大に開催されました。
例年秋季大会は団体戦が行われ、今大会は小学生から一般男子の部まで、全157チーム、530名の選手を数え、大会関係者130名、引率者・保護者・応援者等を含め総勢3000名を超える人員が会場を埋め、整然と開会式が開始されました。
島村理事長の開会宣言に始まり、中村会長から剣道修練の心得を諭したご挨拶、昨年度優勝チームから優勝旗の返還に続き、今年度、東京都青年大会剣道女子の部優勝(全国大会東京都代表)、東京都生涯スポーツ剣道大会優勝の女子2チームの表彰がありました。今年も大田区女子剣士は都内最強の実力を発揮してくれました。豊村審判長の試合上の注意の後、選手を代表して新宿小剣道教室の青田選手から力強い選手宣誓が行われました。
次に、恒例の日本剣道形演武は、打太刀:荻津麦子先生・仕太刀:飯田通子先生の両女性剣道教士七段にて行われました。細かいこと言い出したら切りが無いのが剣道形ですが、会場全体が固唾を飲む「言うこと無し!」の出来栄えで、これから試合に臨む出場選手に勇気と自信を与えてくれた最高の演武でした。
両先生の日頃の鍛錬に敬意を表す次第であります。
その後、審判長の合図で各会場一斉に試合開始となりました。小学生3.4年と5.6年生の部は、昨年両部門決勝で涙を呑んだ矢口剣志会が、本年は両部門優勝の快挙を達成しました。両チーム共この一年間優勝を目指した努力の成果が実を結び、堂々の優勝に感銘を受けました。
続いて中学生の部は、これまた男・女共に東競武道館チームが堂々のW優勝を果たしました。両チームとも中学生とは思えない安定した試合運びで、豊富な稽古量を裏付ける立派な内容でした。
一般女子の部は、大田区役所・小池VS高砂香料・羽田小との珍しい混成チーム同士の決勝戦となりましたが、両チームの選手は先の東京都青年大会優勝メンバーで、所属チーム人数不足の為に混成で編成されました。試合は大将戦でも決着がつかず、青年大会選手の川名対三森両選手の代表者戦となり、13分間に及ぶ大接戦を三森選手が制し、高砂・羽田連合が初優勝を飾りました。
大会もいよいよメインの一般男子の部に入り、準決勝は昨年優勝の蒲田警察を新鋭ALSOKが破り、一方、実業団有力選手で編成された羽友会に対し、高砂香料の実業団チームが勝利し決勝に進みました。決勝戦はALSOK蒲田先鋒が二本勝で好スタートを切るも、次鋒の引分けで流れが変わり、続く中堅・副将は高砂香料が二本勝で逆転、息詰まる大将戦はALSOK懸命に攻めるも決め手なく引分け、勝者数1対2で高砂香料が昨年準優勝の雪辱を果たす優勝に輝きました。
閉会式では各部の表彰が行われ、無事閉会となりました。
試合後の反省会では、各審判員より今大会に関する数々の貴重なご意見をいただき、今後の大会運営に反映していく所存であります。最後に豊村審判長から「小学生の進歩が目覚ましい。各指導者の努力の賜物である。本日の日本剣道形は先日の全日本選手権にも見劣りせず、良かった。」「ただ演武者双方体格が良すぎて紋付の着付けが大変だった。」とのユーモアもある素晴らしい講評で締め括って頂き全てを終了しました。
大会関係各位のご努力とご協力に心から感謝の意を表し、報告とさせていただきます。