●報告:第70回都民体育大会・剣道競技会「準優勝」

修剣会 山城 暁

平成29年5月14日(日)東京武道館にて開催された表記の大会において、準優勝することができました。当日応援に駆けつけていただいた方々、日頃から御指導いただいている先生方、諸先輩方、心から感謝申し上げます。皆様のおかげで当日は最高の環境で試合にのぞむことができました。簡単ではありますが、各試合の結果を報告させていただきます。

[メンバー]
監督:荻津(東競)
先鋒:岩橋(修剣会)、次鋒:川名(小池剣)、中堅:山城(修剣会)、副将:坂田(修剣会)、大将:五十嵐(小池剣)

[2回戦] 大田区3-1渋谷区
大田区チームはシード枠であったため、初戦にあたる2回戦は渋谷区との対戦。
初戦から好調な大田区チームは、先鋒岩橋はメン2本で勝利。次鋒川名はコテで1本勝ち。
中堅山城はメンで1本勝ちし、勝負を決める。
副将坂田は引き分け。大将五十嵐は、相手からコテ2本を決められるも、次へと駒を進める。

[3回戦] 大田区1-1小平市 (代表決定戦で大田区の勝利)
先鋒岩橋は先をかけた攻めで試合を優位に進めるも引き分け。次鋒戦は両者、積極的に攻めるも、決めきれず引き分け。中堅山城は終盤に出鼻メンを仕掛けるも、打ちが浅く引き分け。副将坂田、終始落ち着いた試合運びで、序盤に相小手メンをとり、1本勝ち。大将五十嵐、相手の厳しい攻めからメンを先取され、すぐに小手メンの連続技で取り返すも、終盤で手元が浮いたところをコテを決められ、試合は代表決定戦へ。
代表戦は次鋒川名に託されたが、キレとスピードを兼ね備えた相手選手の攻めにも動じず、6分ほど経過した頃に出ゴテを決める。

[4回戦] 大田区4-1国分寺
先鋒岩橋は序盤で相手の居着いたところをすかさずメン、その後、得意の諸手ヅキで2本勝ちし、チームに勢いをつける。次鋒川名、強豪選手相手に鮮やかなメン2本を決める。中堅は途中、相手選手に怪我のアクシデントがあり、棄権勝ち。副将坂田は厳しい攻めで相手の手元が浮いたところをコテ。終盤、相手がドウを攻めて不用意になったところをすかさずメンを打ち2本勝ち。大将五十嵐は相手からコテ、メンの応酬を受け、2本相手に献上するも、試合は準決勝へ。

[準決勝] 大田区2-2青梅市 (代表決定戦で大田区の勝利)
昨年度優勝の青梅市との一戦。
先鋒岩橋、中盤に相手のコテをかわしたところをメンで1本勝ち。次鋒川名、伸びのあるメンを決め、王手をかける。中堅山城、前2人のリードを守りたい気持ちが強くなり、途中、時間空費の反則を取られるも引き分け。副将戦、間合いをつめたところを鋭いメンを受け、相手選手に旗が上がる。その後、惜しい技が散見されたが時間切れとなり、2-1のリードを保った状態で大将戦を迎える。序盤から相手の猛攻にあい、メンを先取される。終盤に出ゴテを取り返すも、すぐさまメンを取られ、試合は代表決定戦にもつれ込む。
代表選は先ほど引き分けた中堅の出番。先ほどの反省を生かし、攻めの姿勢でのぞみ、3分経過した頃、捨て身のメンが相手を捉え、試合を決める。

[決 勝] 大田区2-2千代田区 (代表決定戦の末、敗退)
先鋒戦、序盤から岩橋のペースで試合を進め、快心のメンを2本決める。続く次鋒戦、序盤にコテを取られ、挽回を試みるも、惜しくもドウを取られ、スコアタイとなる。中堅戦、果敢に攻めるも決めきれず引き分け。再びリードを取り戻したい局面で、副将坂田は終始厳しい攻めで出ゴテを決める。大将戦は相手に出ゴテを取られ1本負け。本大会3回目の代表決定戦へ突入。
代表選は再び中堅の登場。懸命に攻め続けるも、互いに噛み合わず、20分程経過。体力も集中力も限界になった頃、中途半端なツキに対して、出ゴテを合わされ試合終了。攻め口の少なさが露呈した試合ではあったが、次に繋がる貴重な体験となった。この大会の後すぐに、同じ会場で都道府県対抗予選会を控えていた方々、「代表選が長すぎて、お腹がなった」とつぶやいていた先鋒と次鋒の方々には、この場をお借りしてお詫び申し上げます。

[最後に]
本大会は合計3つの代表決定戦があるなど、厳しい試合が多かったですが、最後まで繋げるチームワークの重要性を改めて学ばせていただきました。また、会場に来てくださった方々の応援が非常に心強く、大田区全体で獲得した結果だと感じております。ありがとうございました。そして、出場の機会をいただいたこと、素晴しいチームメイト、監督に恵まれたことに心から感謝しております。この試合で多くの課題に気づきましたので、先生方、大田区の皆さまには引き続き御指導の程よろしくお願いいたします。

★広報:平成28年5月号

平成28年5〜6月の主な行事予定
平成28年5・6月の稽古会日程ほか
※下記の画像をクリックしてください。PDFファイルがダウンロードできます。

●選手・応援・見学の方へのお願い

大田区剣道連盟(H28春)

●観覧席の割り振りについて

早朝での入館待ちによる近隣からの苦情と入館時の走り込みによる事故防止のため、組み合わせ会議で座席を指定します。
試合参加人数を考慮し、決定しましたら各団体宛に通知します。また、連盟ホームページにも掲載します。

●施設管理責任者から以下の申し入れがありました。

①混雑を緩和するため支部ごとに入館時間帯を設定いたします。
大森・蒲田支部は9時~ 池上・田園調布支部は9時15分~とします。
※受付を試合場入口左側に設置します。受付開始は放送で案内します。
②連盟役員を除き地下駐車場は利用できません。公共交通を利用して下さい。
なお、車を利用される場合は近隣の駐車場を利用し、体育館前での剣道具等の積み下ろしは第1京浜国道の渋滞をおこさぬように充分注意して下さい。
③自転車は係員の指示にしたがい決められた駐輪場へ置いてください。
④体育館外での素振り等は周辺の方々に迷惑をかけるだけでなく危険ですので禁止いたします。
⑤体育館外には素足では出ないこと。
⑥弁当のごみ、空き缶、ペットボトル等は持ち帰りをお願いします。
⑦指定された場所以外での喫煙は禁止です
⑧貴重品は各自で管理し、盗難に注意してください。
⑨非常口扉のそばに剣道具、竹刀、荷物等を置くことは禁止です。

●試合運営について

①試合のさまたげになりますので、試合場への立ち入りは選手と受付で許可をえた方(とくに服装に配慮願います)のみといたします。
試合場左側入口の受付で記章を渡します。なお、返却は受付か試合場にお願いします。
②試合中でのカメラのフラッシュは試合者・審判員の妨げになりますので,禁止いたします。

良い剣道大会になりますように皆様のご協力をお願いいたします。