●報告:田園調布支部 合同稽古会

雪谷少年剣道クラブ:中野淳一

2016 年7 月10 日( 日)14 時より馬込文化センターにおいて、田園調布支部合同稽古会が実施されました。真夏を思わせる陽気の中、小学3 年生以上と中学生の合計38 名が参加し、18 名の指導員が熱心に指導に当たって下さいました。
当日は川名先生よりご挨拶頂いたのち、雪谷少年剣道クラブの高橋先生指導のもとで合同稽古会が始まりました。
初めに準備運動と素振りを行いました。準備運動のときには緊張のせいか元気がなかった子供たちも、素振りが始まると大きな声が出始め、だんだんと元気の良い稽古になってきました。素振りでは10本ずつ細かく区切って素振りをすることで、子供たちが集中して素振りするような指導が行われました。

続いて休憩を挟んだのち、基本打ちの稽古を行いました。体格が同じぐらいの子供たち同士で、面打ち、小手面打ち、胴打ちといった基本的な打ち込みを交互に行いました。他の団体と稽古を行うことで、子供たちには大きな刺激になったと思います。
指導員の方々には細かい部分まで丁寧にご指導いただきました。
最後に指導員への打ち込み稽古を行いました。初めの緊張も完全に解け、指導員に向かって力いっぱい掛かっていく姿が印象的でした。15 時30 分までの合計1 時間30 分、とても暑い中での稽古となりましたが、体調不良者を出すこともなく、全員が最後まで参加することが出来ました。
指導員の先生方も普段とは異なる子供たちを見ることで、指導法の学びがあったかと思います。その後、指導員で30 分ほどの廻り稽古を行い 、非常に白熱した稽古を行うことが出来ました。
子供たち、そして指導員の先生方にも実りの多い稽古でした。各団体に持ち帰り、今後の指導に役立てて頂きたいです。
最後になりましたが、今回の合同稽古会に向けて準備された先生方、ご父兄の方々に深く感謝の意を表したいと思います。ありがとうございました。

●報告:第70回大田区民スポーツ大会「春季剣道大会」

大会競技委員長
大田区剣道連盟副理事長
大岡 澄夫

平成29年6月25日(日)、梅屋敷の大田区総合体育館において表記大会が盛大に開催され、小学生から一般まで10部門、参加選手540名による熱戦が繰り広げられた。
開会式では東京都大会で活躍した次の各選手『*第12回東京都剣道形大会6・7段の部第三位(荻津麦子・中村はぎ乃選手/東競武道館)*第12回東京都少年剣道大会優勝(大田区)*第70回都民大会剣道競技の部準優勝(大田区)*第47回東京都道場少年剣道大会優勝(二連覇)時任心選手(矢口剣志会)*第9回東京都女子年齢別剣道大会40~59未満第三位中村はぎ乃選手(東競武道館)/20~29未満準優勝川名絵弓選手(小池自治会剣道部)』の表彰も行われた。
現在我が大田区は、都内屈指の剣道強豪連盟の地位を維持しており、指導者および選手各位の日頃の努力に敬意を表する次第である。また、本年11月3日、日本武道館で開催される全日本剣道選手権大会において、都大会初優勝の少年達は「木刀による剣道基本技稽古法」の公開演武が決定しており、本連盟として更に名誉なことになった。

選手を代表して矢口剣志会・森長さくら選手が堂々と立派な選手宣誓を行い、その後、都少年大会優勝監督を務めた三森望美先生(羽田少年剣道クラブ)の指揮により、元立ち・掛り手各5組による「木刀による剣道基本技稽古法」の演武が披露された。基本1から基本9まで、「礼法・構え・目付け・間合・打突・足さばき・掛け声・残心」全員の呼吸が一致した見事な演武に、日本武道館でも立派な演武を披露してくれると確信した。

演武終了後審判長の合図で各試合場一斉に試合開始となった。素晴らしい演武の余韻もあり緒戦より気力溢れる試合が展開された。小学3・4年生の部決勝は、東競武道館の飯塚・天内両選手の同門対決となり、飯塚選手が接戦を制した。
小学5・6年生の部決勝は東京都少年大会優勝・道場少年大会二連覇を果たした矢口剣志会の時任選手が順調に勝ち上がり、東競武道館・伊東選手との決勝戦は見事な面の一本勝ちで優勝を決めた。

中学3年男子の部決勝は矢口剣志会・遠藤選手が小池自治会剣道部・麻木選手を面二本で勝利した。
一旦休憩を挟み午後から残る7部門の試合が開始された。休憩時のアップが効いたか、躍動的で迫力のある戦いが各試合場で展開された。全7部門の決勝戦は第一試合場で行われ、正面の礼も同時に行い時間の効率を図った。一会場での決勝戦は、観衆の注目を集め、また選手も気力が旺盛になり内容充実した好試合が展開された。

特に、三段以上女子の部決勝は、2連覇を狙う三森選手(羽田少年剣道クラブ)対東京都女子年齢別大会準優勝の川名選手(小池自治会剣道部)の息詰まる熱戦となり、延長戦で鍔競り合いから引き胴を決めた川名選手が勝利した。
四・五段男子の部決勝は都民大会準優勝メンバー岩橋・山城両選手の相生剣友会同門対決、お互い手の内を知り尽くした仲で決着付かず延長戦となるも、最後は山城選手が倒れながら抜き胴で勝利を収めた。
決勝の審判員は、全国大会の審判員経験もある瀧澤・保科・荻津各先生の模範となる適正な審判により、引き締まった決勝戦となった。

第70回大田区春季スポーツ大会(剣道)入賞者

閉会は17時を超える長時間の大会となるも、試合内容の充実と、審判員・係員の適切な運営で大会を無事収めることができ、関係各位に心より感謝申し上げる。今大会の問題点・反省点・課題を次回大会に活かし、一層の大会内容拡充を念じ報告といたします。

☆お知らせ:第8回大田区ジュニア剣道強化練習

主催:●(公財)大田区体育協会●(公財)東京都体育協会●東京都
主管:●大田区剣道連盟

本連盟27年度事業としてジュニア剣道強化練習を下記の通り開催致します。
今回で8回目の事業となり、参加者も増えレベルアップしております。
夏休み期間中ですが多くの方にご参加下さいますようご案内申し上げます。
また、先生方におかれましては、ご多忙の折とは存じますが、是非ご出席いただくようにお願い申し上げます。

  • 日 時:平成28年8月28日(日) 午前9時30分開場~午後3時00分終了
  • 場 所:区立出雲中学校体育館/大田区本羽田3-4-15(京急空港線大鳥居駅下車)
  • 参加区分
    • 【イ】小学生(4年生以上)
    • 【ロ】中学生
    • 【ハ】高校生
      ※イ・ロ・ハで計80名を予定しております。
  • 参加費及び保険料:参加費は無料です。
    保険は「大田区ジュニア剣道強化練習」として加入いたします。
  • 昼食:各自で用意してください。
  • 申込締切:8月5日(金)までに別紙申込書で下記に申し込みください
    申込書:下記の画像をクリックするとPDFファイルが表示されます
  • 申込場所
    • 蒲田支部:保国征男 〒144-0032 大田区北糀谷1-18-16/電話3741-2001
    • 大森支部:瀧澤明美 〒143-0011 大田区大森本町1-2-8東競武道館内/電話3766-9518
    • 池上支部:信成国仁 〒146-0085 大田区久が原3-39-17/電話3753-3106
    • 田園調布支部:川名賢充 〒145-0062 大田区北千束1-8-14/電話3718-8030
    • 中学校関係:松川真也 〒146-0081 大田区仲池上2-13-1(大森第十中学内)/電話3752-4245

●不明な点等につきましては、下記へお問い合わせ下さい。
大田区剣道連盟事務局:
井口 博方 〒143-0025 大田区南馬込2-28-13/電話・FAX 3772-0345