★広報:平成29年2月号

平成29年2月までの主な行事予定
平成29年2月、3月の稽古会日程ほか
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●報告:第18回池上支部少年少女剣道練成大会開催

矢口剣志会  日景 俊

平成28年12月18日(日)に第18回池上支部少年少女剣道練成大会が大田区立蓮沼中学校体育館にて開催されました。
池上支部支部長の鎌田幹雄先生の挨拶ののち、平良真緒さんの元気のある選手宣誓で開始です。剣道形は打太刀・小宮大五郎 六段、仕太刀は私とで行いました。大変貴重な経験をさせていただき、嬉しく思っております。
剣道形の後すぐに試合開始です。基本試合ではまだ面のつけていない子供達の可愛らしく元気ある打ち込みがみられ、支部の将来を期待できる姿でした。中学生の試合では、技、キレ、スピード、打ち、踏み込みの強さなど高レベルな試合が展開されていました。
小学2年生~6年生の8人制の団体戦は各所属剣友会の選手をバラバラに混ぜ混成チームを12チーム作りリーグ戦で行いました。大将を努めた選手たちはどのチームの子供たちも立派にリーダーシップをとっていて素晴らしく感じ大人も顔負けでした。
最後に審判長の田中裕先生から試合に勝っている選手の足さばきや相手を追いかける気持ちをよく学ぶ事、勝てなかった選手も当たっているのが何本もあるので踏み込みの強さ、声の大きさ、体の勢いで一本にするようにとのお言葉で閉会しました。子供達も大人もとても“タメ”になった練成会でした。
池上支部発展もとより大田区のますますの発展を期待しています。

【試合結果】

  • 基本試合の部
    • 優秀賞
      魏 澤明・甲斐 有・長縄 環(以上池少剣)野原 秀哉・柳澤 佑明・駒澤 匠信(以上矢口剣)黒河 聖剛・鎌田 俐緒(池上警察)
  • 小学生団体の部(2年から6年)
    • 優勝:Gチーム
      白駒 亮人(池上警察)草壁 柾人(矢口剣)秋庭 倫優(池少年剣) 春木 励王(中央剣)﨑田 彰人(池少剣)中山 凛花(清流館)柳澤 光留(矢口剣)
    • 優秀選手賞
      四戸岸 優之・澤井 亮佑(以上池少剣)河上 虎生・杉嵜 翔大・長井登世武(以上池上警察)上野 紫埜・日景 絢音・日景 琴音・時任 心・柳澤輝美(以上矢口剣)吉村 佐那子(蓮少剣)
  • 中学生団体の部
    • 優勝:Bチーム
      武田 海士(鵜の木)入江 保直(池上警察)江花 祥太(矢口剣)木村 友香(池少剣)小杉 翔(鵜の木剣)
  • 団体戦の部
    • 優 勝:矢口A(時任 心・森長 稜・剣持 壮太)
    • 準優勝:矢口C(渡辺 鳳真・柳澤 光留・江花 祥太)
    • 三 位:矢口B(小谷野 紗希・日景 琴音・遠藤 輝)
    • 三 位:池上警察B(黒河 美緒・井上 陽斗・入江 保直)

●報告:東京都形剣道大会

第12回東京都形剣道大会(平成29年1月14日(土)・東京武道館)報告

佐々木 大士(清剣会)

  • [出場選手]
    • 三段以下の部:打太刀 佐々木大士(清剣会)・仕太刀 杉山ゆう子(池少剣)
    • 四・五段の部:打太刀 島崎安菜(東競)・仕太刀 三森望美(羽小剣)
    • 六・七段の部:打太刀 荻津麦子(東競)・仕太刀 中村はぎ乃(東競)
  • [試合結果]
    • 六・七段の部:三位
    • 四・五段の部:敢闘賞
    • 三段以下の部:1回戦敗退
  • [試合の感想]今年、一番の寒さの中で試合が行われました。試合の進行は2チームごと行い、勝敗の判定は旗が3本中2本以上取ることで勝利となります。三段以下の部は準々決勝までは太刀5本(1本目,3本目,4本目,6本目,7本目)、準決勝から太刀7本すべて行い、小太刀は使用しません。四・五段の部と六・七段の部は準々決勝までは太刀5本(1本目,3本目,4本目,6本目,7本目)、準決勝から太刀7本すべて、小太刀(3本すべて)は準々決勝から行います。
    今回、三段以下の部に打太刀(佐々木)として出場させて頂きました。私たちのチームは三段以下の部の中で一番最初の試合でした。自分(佐々木)の試合では勝敗はあまり意識せずに、上手くやろうとか余計なことを考えないようにし、練習してきたことをそのまま出そうと心がけたためか、思いのほか緊張せずに動くことができました。しかし、結果は1回戦敗退となり、己の実力の無さを痛感いたしました。練習期間が1ヶ月弱と短い期間でしたが、自分の剣道を見直し振り返る良い機会となり、また、他の選手の試合を観ることによって大変良い勉強になりました。期待に応えられず1回戦敗退という結果になりましたが、今回の経験を今後に生かせるように精進していきたいです。
    全体の感想として、三段以下の部、四・五段の部、六・七段の部と部門が上がるにつれて、所作や技の切れ、気勢や気迫などのレベルの違いを実感しました。特に三段以下の部と四・五段の部との間には大きな差があると感じました。
    四・五段の部の島崎安菜・三森望美ペアの試合を観た感想として、どの対戦相手に対しても太刀の動きは常に勝っていたように観えました。特に仕太刀の三森さんの太刀さばきが素晴らしく、手の内が良いとはこのことかと思いました。準々決勝では相手チームの仕太刀の小太刀の演武が勝っていために、相手方の勝利になったと感じました。
    六・七段の部の荻津麦子・中村はぎ乃ペアの試合を観た感想として、準決勝までは相手チームの方より技の切れや気迫など、全ての面において勝っていたように観えました。打太刀の荻津先生の太刀さばきは、ゆったりと堂々とした構えからの打ちの強さと切れの良さ、仕太刀の中村先生の小太刀さばきが素晴らしかったです。準決勝では相手チームの気勢や気迫が若干上回っていたように観えたので、その差が勝敗に左右したのだと感じました。

    最後に、ご指導いただいた田中和明先生、大会当日まで応援してくださった皆様には心から感謝いたします。貴重な機会を与えていただき、ありがとうございました。