■報告:第2回大田区ジュニア剣道強化練習及び大田区指導者講習会

強化練習会指導員・指導者講習会補助講師                    瀧 澤 明 美

熱帯夜の続く夏休み最後の日曜日にもかかわらず、大田区少年剣士(小学5年生〜高校生)    85名が参加し、中には今年行なわれた第21回JR東日本ジュニア剣道大会(小学生団体戦・360チーム参加)で第3位に入賞した池上警察署少年剣道部の参加もあり、剣道技術
向上につながる強化稽古会となりました。
先ずはじめに、荻津先生指導によるストレッチングを含めた準備体操を全員で行ない怪我防止に努めました。
その後、豊村先生より礼法、素振りの指導。特に体の移動の重要ポイントとして『すり足は、動く方向の後足で床を押して動くこと。』との説明があり、足腰の定まった剣道の重要な指摘だと思いました。
グループに分けた試合では、『有効打突の決め方』として、
「①相手にぶつかったら鍔競り合いに行かず、すぐに技を出す。(左右に開く)
②相手がさがったらすぐに追いかけて技を出す。
③相手の打ちを受けたままにせず、すぐに返して技を出す。」
この3つのポイントの説明があり、『技が決まるまでは足を止める事なく、声(発声)と一致させ、決める。』指導がされました。
各指導員には競技者の技能をみてクラス別に分け、学年にとらわれず技能別に組み分けをする様にとの指示があり、試合稽古70分程の間、剣士達は積極的に試合をし、回数を重ねるとともに技が多く出る様になり、強化稽古会の成果を感じました。
最後に、その場(構えた姿勢)からの打ちが重要である事から、一足一刀の間からの面打ちを全員で行い、特に右膝を上げ、継ぎ足をしない様にとの注意がありました。
少年達には、学んだ事を忘れずに、大田区出身の少年剣士が今後も各大会で活躍してくれる事を期待したいと思います。
尚、グループの試合は人数の違いがあり、試合数が少ないところもあった様ですので、今後の課題として数多く試合ができる様な調整が必要と思われました。
大田区指導者講習会には、ジュニア剣道強化練習に参加した少年が競技者となり、審判実技の講習会が行われ、動きが素早い少年達の審判は、位置どりや有効打突の見極めが難しく、指導する側も大変勉強になりました。
又、休憩後の区代表大会選手による試合を若手六・七段受講者の審判で行ない、豊村先生がその都度、詳しく説明され、受講者・競技者・審判員全員が集中した講習内容となり、まさに『審判員が良ければ試合もすばらしくなる。』そんな言葉を思い出した講習会でした。
その後、40分間ほど皆で稽古を行い、残暑厳しい中、審判技能の向上に努め、無事に講習会を終了しました。

●第63回大田区【秋季】剣道大会

平成22年11月14日(日)に開催致しますので、貴団体 からも多数ご参加下さいますようご案内申し上げます。
また、先生方におかれましては、ご多忙の折とは存じますが、是非ご来席を賜りたくお願い申し上げます。

  1. 日  時:平成22年11月14日(日)  午前9時00分開場
  2. 場  所:大森スポーツセンター(大田区大森本町2-2-5)
    ※京浜急行「平和島駅」下車徒歩約3分
    ※JR大森駅東口より京急バス(大森東5丁目・羽田空港行きに乗車し「大森神社前」下車すぐ)
  3. 参加区分
    1. 【イ】小学生の部(5年生以上の男女。但し、人員不足で止むを得ない場合のみ4年生出場可)
    2. 【ロ】中学生男子の部
    3. 【ハ】中学生女子の部
    4. 【ニ】一般女子の部(高校生以上)
    5. 【ホ】一般男子の部(高校生以上) ●男子・女子の部の区分を厳守の事
  4. 参加枠数:
    各区分毎に1団体・1チーム限りとする。
    ※(特例) 但し、大田区剣道連盟登録会員が20名以上の団体
    (本年8月末現在で本年度分の連盟会費納入済の連盟正会員者実数)は区分【ニ】及び【ホ】に限り(AおよびB)の2チームの参加を認める。
  5. 試合方法:
    団体戦トーナメント…1チーム5名編成。但し女子の部【ハ】と【ニ】は3名編成とする。
  6. 表  彰:各区分毎に、1位、2位、3位(2チーム)
  7. 参加資格:
    イ.大田区内在住・在学・在勤(区内の事業所勤務に限る)の者。
    ロ.大田区剣道連盟の登録会員及び登録準会員(大田区剣道連盟登録団体のチーム)

    ※(特例)
    大田区剣道連盟登録団体で、会員不足によりチーム編成が不可能な時は、同様な近隣の団体と合議の上、2団体で混成チームを編成しての参加を認める。その場合の参加チーム名は、2つの団体の略称を連結記載する事。尚、選手の名札は現在の所属団体名のものを使用する。
    (資格証明)上記(イ)の申込みには、大田区在住、在勤、在学を証明する書類の写しを添付する事。

  8. 注  意:
    1. 選手は「団体名と姓」を記した名札を着用する。事情ある者は、連盟の事前の許可を得る事。
    2. 出場チームは、必ず紅白の目印(タスキ)を持参し使用する事。(連盟は貸与しない)
    3. 不正申込みが発覚した場合はチームの出場を取り消し参加費等は返却しない。
    4. 試合場へは許可証(リボン)着用者以外は入場厳禁。
    5. 上記入場者(監督など)は観戦に極めてふさわしくない服装(短パンなど)厳禁。
    6. 試合開始の点呼に遅刻したチームは出場出来ない。又、遅刻をした選手も出場出来ない。
    7. 別紙の連盟からのお願いを厳守すること。

その他、参加費、メンバー表の作成つきましての詳細は、下記のPDFファイルをダウンロードしてください。

申込締切は9月24日(金)となります。

●段別試合のご案内

段別試合を下記の通り実施いたします。
多くの方に参加を頂いて交流を深め合って戴きたく、会員の皆様にお伝え下さるよう、お願い致します。

  • 日  時:平成22年10月11日(月・祝) 午後12時30分開会
  • 会  場:都立大森高校体育館
    ※機械警備による体育館区限定借用につき注意の事。
  • 学校内全館禁煙になっております。
  • 参加資格:大田区剣道連盟会員・準会員(平成22年度会費納入者)で四段・五段・六段・七段受有者。
  • 試合方法:トーナメント個人戦(男女混合)参加数によっては予選リーグ有り
  • 保険料等:参加無料・保険料1人200円。
    ※当日欠席の場合でも保険料は納入して頂きます。
  • 申込締切:団体各位は各支部事務局に9月24日(金)迄に保険料を添え、
    下記申込書にて各支部事務局へ申込んで下さい。(当日参加は受け付けません)

※連盟への振込み後の参加取消し者の納付金は返金致しませんのでご了承下さい。
※各団体は、選手が当日欠席する事の無いよう、充分確認の上、受け付ける事。
なお、やむを得ず欠席の場合は必ず各支部事務局もしくは連盟事務局へ連絡する事。

申込先、申込書は下記のPDFファイルをダウンロードしてください。