●報告:令和元年度池上支部昇級審査会(2~6級)

キヤノン
醍醐 和絵

令和元年9月16日(祝・月)の午前中に大田区立大森第四中学校において池上支部級審査会が実施されました。当日は朝から雨が降り足元の悪い中の開催となりましたが、受審者は予定の時刻に集合し、係員の先生方により段取り良く準備が進められ、定刻に開始されました。
審査員は井口先生(大森支部、審査主任)、保坂先生(田園調布支部)、醍醐(池上支部)が担当させていただきました。

開会にあたり岡本副支部長よりご挨拶をいただきましたが、その中で、
・剣道の言葉にある気剣体の“気”=気合い、大きな声を出すことが重要である。
・審査は試合とは違うので、打ったから良い、打たれたから駄目だということではない。
・いつもの稽古でやっていることを大きな声を出して頑張れば合格できるからしっかりやってほしい。
と子供たちに具体的なアドバイスをくださいました。

審査の結果としましては全体の合格率は96%と大変優良でした。特に6級受審者はみなしっかり気合いを出して元気いっぱい頑張り、閉会式で主任審査員の井口先生からお褒めの言葉がありました。また6級と3級では技量優良が認められた飛び級合格者も誕生しました。
残念ながら不合格となった子供たちは各団体で先生方に自分に何が足りなかったかアドバイスをもらい、しっかりと受け止め、次回は合格できるようぜひ頑張ってください。

今回の審査で気になった点を述べさせていただきます。審査結果に関わらず、
1.もっと声(気合い)を出してほしいと感じる子がいたこと、
2.正しい礼法がまだ身についていない子がいたこと、
3.打たれたくない気持ちから防御が先行し、自ら前に攻めて打てなかった子がいたこと、
以上、三点です。
審査という特別な環境のために緊張してしまって“いつも通り”が出来なかったのかもしれませんが、審査や試合など本番で力を発揮するには普段の稽古から反復練習をするしかありません。12月には池上支部少年少女練成大会が予定されています。子供たちにはぜひ頑張ってほしいと思います。各団体の先生方には本番で子供たちが望む結果を得られるよう、ぜひ励ましながらご指導いただけると幸甚です。

最後になりますが、引率の指導者・保護者の皆さま、審査員ならびに係員の先生方、早朝から大変お疲れさまでした。子供たちが今後ますます意欲的に稽古に励み、活躍することを期待しております。

●報告:令和元年度田園調布支部昇級審査会(2~6級)

馬込青少対剣道部
宗像慎太郎

6月2日(日)、例年通り田園調布支部級審査会が、馬込文化センターで行われました。全国各地で真夏日を記録した前週とは打って変わって、6月らしいやや蒸し暑い程度の気候で、受験者も立ち合いに集中できたことと思います。
審査会では、74名の申込者全員が、1名も欠けることなく受験しました。会場のご厚意で早く準備を開始できたこともあり、低学年の多い審査会であったにも関わらず、全体としてスムーズに進行し、全員合格で無事定刻通り終了できました。
審査会の後は、合同稽古会を開催しました。併催は当支部初の試みでしたが、主管の洗足少年剣道教室の先生方による適切なプログラム設計・運営と、各道場から元立ちとして参加して下さった皆さんのご協力の下、約50名の参加者がしっかりと基本打ちを学ぶことができました。事故やトラブルが起きることなく、こちらも定刻通り進行し、解散となりました。
反省会には、審査会及び稽古会の運営に携わった各道場の指導者約20名が参加しました。級審査会と合同稽古会の併催は、今後も続けてはどうか、という意見でまとまりました。審査会については、全受験者の立会を2回とすること、立会時間を20秒から延ばすよう配慮すること、という運営側の目標の他、剣道具の着装指導の徹底という、道場側の目標について、主に議論されました。
74名の子どもたちは、昇級の勢いのまま稽古に臨み、大田区大会を目指すものと思います。暑さの中での熱い稽古、子ども達のみならず指導者の皆様も、どうか熱中症にはくれぐれもご注意下さい。審査員および係員の先生方、洗足少年剣道教室の先生方、保護者・指導者の皆様、大変お疲れ様でした。

★広報:令和元年12月号

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