■報告:東京都青年大会

岡本 徹(鵜の木剣友会)

9月4日(日)午前10時より綾瀬の東京武道館にて、東京都青年大会、剣道の部が行われました。この試合は男子が5人制で、試合時間は5分、勝敗のつかない場合は3分の延長があり、それでも勝負のつかない場合は引き分け、女子は3人制で、試合時間は3分、勝敗のつかない場合には2分の延長があり、それでも勝負のつかない場合は引き分けとなる形式の団体戦です。

男子の部は先鋒から青木康和(大田区役所)・裙本晋之助(全日空)・儀宝正志(蒲小剣)・杉浦佳夫(高砂香料)・坂田和也(相生剣)・補欠:鎌田隆久(矢口剣志会)・監督:荻津太(東競)で参加しました。一昨年は久し振りにBEST8に入りながらも昨年は僅差ながらも1回戦で負けてしまいましたので、今年こそは念願の全国大会出場を目標に、合同稽古、練習試合、対外試合等、例年になく稽古を積んできました。選手の団結力・監督の熱い思いも今までで一番強く結果を楽しみにしていました。
1回戦は三鷹市と対戦しました。先鋒から順に、延長の末にメンを取られて1本負け、コテを先取されながらも粘ってメン・メンでの逆転勝ち、メンを取られて1本負け、コテを先取しながらも、場外と鍔競り(時間の空費)の反則2回で1本とられての引き分け、コテの1本勝ちとなり、結果2勝2敗1分け、本数も同数となりましたので代表戦となりました。大田区は大将の坂田選手、相手は中堅の選手が出てきました。坂田選手攻勢のように見受けられましたが、ちょっとした隙をつかれ手元が上がったところコテを打たれ負けとなってしまいました。各選手、本当に精一杯実力を発揮しての戦いで、惜しい技やもったいない部分もあり本当に残念で、また予想外の結果でした。
女子の部は先鋒:中嶋梓(鵜の木剣友会)・中堅:竹内佳代子(小池自治会剣道部)・大将:醍醐和絵(キャノン)・監督:岡本 徹(鵜の木剣友会)で参加しました。
1回戦は八王子市との対戦でした。先鋒の中嶋選手は素直で真っ直ぐなメンを打つもののなかなか1本にはならず、逆にちょっとしたところで相手にメンを打たれ、先取されてしまいました。その後も積極的に技を出し頑張っていましたが、同じようなメンを決められ2本負けとなりました。中堅の竹内選手は、攻めるところは攻める、守るところは守るという落ち着いた試合運びで、非常に良い技を出していました。何本か「これは1本でしょう」というような打ちもありましたが、3分では勝敗が決まらず延長戦となりました。延長に入っても同じような展開で、惜しい技がありながらも結局決めきれずに引き分けとなりました。これで大将の醍醐選手は3分で2本勝ちしなければならず非常に不利な戦いとなりました。やはり早めの勝負をといったところで、やや強引な攻め・打ちとなり、なかなか1本になりません。途中、逆に相手にメンを決められてしまい、そのまま1本負けとなってしまいました。結果、0勝2敗で敗退となりました。
男女ともに、どちらかというと大きな差はないように感じられましたので非常に残念な結果でした。来年の大会まで更なる強化をし、より良い成績が残せられるようしたいと思いました。
当日、応援してくださいました皆様、関係各位に御礼を申し上げ、大会報告とさせて頂きます。

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