■報告:第三回大田区ジュニア剣道強化練習及び大田区剣道連盟指導者講習会

大田区剣道連盟副理事長  島村照男

猛暑の夏8月28日(日)早朝9時30分から都立大森高校剣道場に大田区少年・少女剣士(小学生18名中学・高校生24名)42名が参集して大田区ジュニア剣道強化練習が開催されました。大田区剣道連盟会長西岡寛治先生の挨拶,大田区体育協会雨宮先生の挨拶を頂き準備体操の後、講師の豊村先生(補助講師15名)より剣道の基本的注意事項(①竹刀の点検、弦の緩み、中結の位置②正座について(礼法)③呼吸法④座り方・立ち方(左座右起)⑤蹲踞の仕方・構え方)の指導が有り、その後、基本練習(構えと足さばき、前進後退、踏み込み)を反復。小学生と中学・高校生とに分かれて試合練習。試合での指導項目{ポイント・・①声を出す②当たるまで技を出す(打つ)③鍔競りからすぐに技を出す(休まない)④受けっぱなしにしないで返す}その後、補助講師が元立ちになり掛り稽古。その際、豊村先生より打ち込み稽古と掛り稽古の違いの説明があり{ポイント・・①打ち切って振り向いた後すぐに構える②のびのび打つ}「きびしい打ち込み稽古が大事」との指導。最後に切り返し{①しっかり振りかぶる②最後が大事}の指導で午前の強化練習を終了。参加した剣士達には充実した練習だったことと思います。今後とも頑張ってほしいと思いました。
午後からの指導者講習会では豊村先生による審判法についての講義があり「見るのとやるのでは大変な差があり実践の中で色々な問題を解決していかねばならない(反則の処置・技の見極め)」試合では姿勢・態度・宣告・旗の表示等意識してやることの指導があった。(試合のポイント・・①レベルに合わせた見極め②有効打突の可否③相打ちの判断)その後、午前中の強化練習参加の小学生・中学生・高校生に加え午前中に行われた一級審査の受審者も加わり総勢64名の選手たちが2会場に分かれて試合を行い、その試合を指導者講習会に参加した各剣友会の指導の先生方が審判を行う方法で審判法の講習を行いました。小学生・中学生・高校生の午前中に行った強化練習の成果はすぐに反映され高度な技が随所で見られました。審判法を受講している先生方も動きの良い選手たちの実戦形式の試合に真剣に取りくまれ、今後の大会等に向けての技術向上が期待される大変有意義な講習会になりました。
講習会終了後、参加者全員で稽古に励み充実した気持ちで散会しました。
今後の各剣友会の先生方の精進を期待して報告といたします。

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