●報告:「第14回東京都形剣道大会」の報告について

池田摩梨子(東競武道館)

【出場選手】

六・七段の部:

打太刀  関谷 寛人(東競武道館)
仕太刀  五十嵐 清裕(小池自治会剣道部)

四・五段の部:

打太刀  笠原 梓司(東競武道館)
仕太刀  近藤 卓(剣心会)

三段以下の部:

打太刀  池田 摩梨子(東競武道館)
仕太刀  大山 紗慧(東競武道館)

※敬称略、( )内は所属団体

【試合結果】

六・七段の部:初戦敗退 大田 1-2 北
四・五段の部:初戦敗退 大田 1-2 西東京A
※敢闘賞受賞
三段以下の部:初戦敗退 警視庁 3-0 大田

【報 告】

この度、第14回東京都形剣道大会、三段以下の部に初めて出場させて頂きました。
剣道の試合は小学生の頃に経験して以来、一度も出場したことがありませんでしたが、現在は居合道で演武形式の試合によく参加していることや、もともと武道の形というものに強く関心があったため、以前よりこの大会に興味を持っておりました。そのため、お話を頂いた時には「ぜひ」と思い、出場させて頂きました。
稽古上で苦労をしたことは、試合に向けての演武を三段以下という未熟な者同士が二人で工夫して作り上げていくという部分でした。
豊村東盛先生のご指導をはじめ、道場の先生方、先輩方に指摘頂いたことをどのようにしたら身につけることができるか、なぜタイミングが合わないのか、表現はどのようにしたら良いのか、数か月という短い期間ではありましたが、仕太刀の大山さんと二人で相談し、勉強し、そしてまた指導頂くことを繰り返しました。
相談、協力しながら行う稽古は不慣れなこともあり、大変ではありましたが、同時に、今回最も面白く感じた部分でもありました。
最初はガタガタ、バラバラの私達でしたが、周囲の方に「良くなった」と言って頂くことが嬉しく、大会前には「自信を持って出場してこよう」という気持ちにまで整えることができました。
形大会は、仕太刀・打太刀のペアが2組ずつ同時に演武し、判定により勝敗を決めるという試合方式です。先輩方から「形大会の雰囲気は独特の静けさや緊張感がある」と伺っておりましたが、居合道の試合形式に近いため、私はむしろ慣れ親しんだ感覚を覚えました。
私達の結果は、初戦で警視庁ペアと対戦。警視庁は本形大会において、各部門それぞれ1度ずつしか優勝を逃したことがなく、三段以下の部についても第3回大会以降11連覇という、参加者にとっては目指すべき大きな目標、そして壁である相手との試合。0-3で敗退いたしました。
「まさか初戦で警視庁と試合なんて」という苦笑してしまうような思いも、組み合わせを聞いた瞬間は感じました。しかし、どのような相手であっても、のびのびと自分達らしく最大限を発揮することが一番だという気持ちを、改めて持つことができました。敗退はいたしましたが、落ち着いて稽古の成果を出し切ることができたのではないかと思います。

自分達の試合と近かったために、六・七段の部出場の五十嵐先生、関谷先生の試合(大田1-2北・敢闘賞)は拝見・応援することができませんでしたが、四・五段の部の近藤さん、笠原さんの試合(大田1-2西東京A)を応援することができました。

お二人の形は道場での稽古を拝見したときからすごいなと感じておりましたが、試合での演武はそれ以上でした。広い会場の中でも目を引かれる迫力、切れがあり、気迫溢れる素晴らしい形で、三段である自分にとっても引き込まれるものがありました。

対戦相手である西東京Aは、女性2二人のペアで、動きの正確さや振りの冴え、流れの美しさを感じました。結果は主審が大田区に、副審2人が西東京Aに旗を揚げ、惜しくも初戦敗退されました。
しかし惜敗されたこの先輩お二人が、優秀試合賞である敢闘賞を受賞されたことは、本当に嬉しいことであり、同じ大田区として出場させて頂き誇りに感じます。
なお、この対戦相手であった西東京Aは決勝まで進み、準優勝をされています。
全体の大会結果としては、今回も警視庁が全部門を優勝し総合優勝(三段以下12連覇四・五段5連覇、六・七段7連覇)、六・七段の部において、昨年準優勝した練馬が今回も同じく準優勝、また、四・五段の部の西東京Aをはじめ、複数の西東京ペアがそれぞれ上位に入っております。
大会を最後まで拝見し、形試合としての正確性の大事さ、体のブレのなさによる安定感、木刀の振りの冴えによる緊張感等、多くを学ぶことができました。
この度、優勝した組みと初戦で当たって敗退し、また間近で先輩方、先生方の稽古を拝見できたことにより、また機会があれば出場してみたいという意欲に繋がりました。その気持ちを継続させ、今後も自身の稽古に活かしていきたいと思います。
このような貴重な経験をさせて頂きましたこと、ご指導頂きました豊村先生、大田区の岡本先生、アドバイス頂きました道場の先生方、応援頂いた先輩方、大学の部活動をしながら一所懸命に時間を合わせて一緒に稽古をしてくれた仕太刀の大山さんに、心より感謝申し上げます

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